SUPACOMの機材日記

撮影機材、録音機材の保守・管理など

ラップトップ・パソコンのメンテナンス

2013年初頭に購入したThinkPad L430のCPU温度が異常に高いので、グリス塗り替えを試みた。

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購入時、CTOのバリエーションに不満があったため、SSD、OS、メモリを別途購入し、メーカーのサポートを受けられなくなったため、今回のメンテナンスを自身で行った。

 

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G.SKILL製 SO-DIMM

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Intel SSD 335

 

 

先ずは、キーボードを外し、各ネジを外す。

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途中、ネジを舐めたのでボール盤にてネジ頭を除去。

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最深部に突入し、CPUクーラーを外す。

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経年劣化により、グリスが本来の役割を果たしていない。

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メーカー製パソコンの多くは、グリスが必要以上に塗布されているが、例に漏れず本製品もそういった傾向が見られる。

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無水エタノールと綿棒を使い、固着したグリスを落とす。

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所謂シルバーグリスを塗布して終了。

 

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アイドル時、パフォーマンス時共に10度程度下がった。

 

2020年のWindows7サポート終了までは動いてほしいものである。

 

 

 

 

 

 

価格ドットコム売れ筋パーツでパソコンを組みあげたらどうなるか

パソコンに限らず、商品購入の際に何かと役に立つ価格ドットコム。

商品ごとにレビュー欄のほかに口コミ情報もあり、閲覧者の購入意欲の向上に一役買っているに違いない。

 

そんな絶大な支持を持っている価格ドットコムのランキング上位のパーツだけでパソコンをくみ上げたら、「こだわりの一台」になり得るのだろうか。

 

2016年11月17日現在の売れ筋ランキングから構想を練る。

 

 

以下、パーツ構成。

 

メモリ:CMK16GX4M2A2666C16 [DDR4 PC4-21300 8GB 2枚組]

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数々のオーバークロック大会でその名を轟かせたCorsair社のメモリである。ロープロファイル対応で低身長ながら上質な放熱板を持つ。

 

グラフィックボード:ZOTAC GeForce GTX 1060 6GB AMP Edition ZT-P10600B-10M [PCIExp 6GB]

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「一世代前のハイエンドを超えた」とまで言われたGPUを搭載。6GBという広大なビデオメモリによる恩恵を受けながら、オーバークロックでその性能はさらに加速する。

 

CPU:Core i7 6700K BOX

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14nmプロセスは伊達じゃない。シングルコアでのパフォーマンスは同社フラッグシップをも上回る。倍率アンロックで限界性能に挑め!

 

CPUクーラー:白虎 SCBYK-1000I

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彼の有名な四神を思わせるネーミング。プッシュピンを押すだけでインストールが完了するという設置の手軽さがメリットである。

 

マザーボード:ASUS H170-PRO

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サーバーグレードの如く耐久性を売りにした製品群をメインストリームに提供した実績を持つマザーボードの雄、ASUSTeK社の中堅マザーボードが堂々ランク・イン。

 

パソコンケース:Define R5 FD-CA-DEF-R5

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高級家具の生産国として名高い北欧スウェーデンに籍を置くFractal Design社のパソコンケースである。無骨な筐体に電飾でコーディネートする自作パソコンの伝統は、消えゆく運命なのであろうか。

 

電源:Antec NeoECO Classic NE650C

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前機種EA-650と見分けのつかない出で立ちで、静音を重視した低価格電源である。80+Bronze認証の真価を発揮するのだろうか。

 

HDD:WD30EZRZ-RT [3TB SATA600 5400]

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時代の流れだろうか、WesternDigital社の7200RPM「初代Blueシリーズ」が市場から消え、廃盤となった「Greenシリーズ」の事実上の後継機種である低回転・低消費電力モデルが一位を飾った。

 

SSD:Samsung 750 EVO MZ-750250B/IT

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TLC NANDの普及で低価格化が進むSSDの代表格。世界最大の半導体メーカーが普及価格帯の在り方を示す。

 

内蔵ブルーレイドライブ:パイオニア BDR-209BK/WS2 バルク [ブラック]

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イオニアは高性能だが高いという定説があるが、バルクならどうだろうか。

 

 

 

総括

フォームファクタの仕様や電源の容量を考慮しても、実際にこの構成で組み立てることは可能である。ただし、Core i7 6700Kを搭載するのなら、UEFI上で倍率変更が可能なZ170を搭載したマザーボードが適切である。

サーバー(パーツ編)

昨年構築したファイルサーバーの概要を、記憶の確かな内にまとめる。

 

用途は一点、ファイル管理のみである。そこで、TDP(Thermal Design Power)の低いCPUを選定し、各部の耐久性、信頼性を重視した。サーバー用途ではECCモリーを採用したXeon機が一般的であるが、あえて民生品の中でパーツを選定する。

 

CPU:Celeron G1820T

TDP35Wという点において魅力を感じたが、高帯域下でのデータ転送においてL3キャッシュの容量に起因するI/O速度の低下が目立つこととなる。実使用ではさらにVCOREを下げて運用している。

性能面でCore2Duoシリーズを上回ると言われているが、個人的な見解としては上記キャッシュメモリの仕様から、データ転送においてはCore2Duoの方が優秀だと思っている。

 

メモリ:Team Elite DDR3 1600MHz 8GB*2(CL-9)

ECCメモリの搭載はプロセッサの使用上不可能であったため、MicronやElpidaなどのA級チップを採用した高信頼のDDR3Lメモリを採用するはずであった。この選択は妥協の産物である。実使用ではレイテンシを上げて電圧を落としている。

 

HDD:Western Digital Re 4TB 7200RPM(ニアラインドライブ)

SATA仕様のHDDにおいて最もMTBFの長い物を選択した。デスクトップ用ドライブの10倍のワークロード容量を誇り、最大200万時間ものMTBFを公称している。

 

電源:Seasonic SS-660XP2S

MTBFにして百万時間に迫るとまで言われる山洋電気製のファンが決め手である。5年間の新品保障も考慮して、トータルで割安だと判断した。

 

マザーボード:ASUS H97-PRO

充実した電源フェーズに魅力を感じ、同社H97PRO-GAMERを候補に入れていたが、後の中古市場における入手性を考慮しての選択となった。尚、オーディオ機能はUEFI上でDisableにしている。

 

NIC:Intel PRO/1000 PT 

H97-PROにWindowsServer2008R2をインストールしたところ、LANドライバが当たらなかったため購入を決定。チーミングを試すために2LANモデルを選定した。

 

パソコンのアンダークロック

巷では、自作パソコンに過剰なまでの電圧をかけて動作周波数を極限まで上げるオーバークロックなる遊びが流行している。

 

そのノウハウを、パソコンの高性能化でなくエコ化に生かそうと云うのが今日の趣旨だ。

 

簡単に説明すると、パソコンパーツは、個体ごとに微妙に素性が異なるので、出荷時には余裕をもってやや過剰に電圧を供給しているのだ。

そこで、動作周波数1ヘルツあたりに必要な分だけの電圧を供給し、無駄を省こうという魂胆である。

 

今回のテストで使用するパソコンの構成を紹介する。

 

CPU:intel core i5 3450

マザーボード:ASUS P8H77V-PRO

電源:SilverStone SST-ST75F-P

 

モリーやグラフィックボードの情報は不要なので記載しない。

 

 

 

BEFORE:最大値1.075くらい

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AFTER:最大値0.98くらい

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大型のクーラーを搭載しているので、CPU温度に変化は見られなかった。また、消費電力のチェックも実施していないため、どの程度の差があるのかは未知数。

 

しかしながら、無駄を省いたことによる達成感だけは確かなものだ。

「この度は誠におめでとう御座います」

また、迷惑メールだ。

 

しかし今回のやつは、いつもと違う。

 

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なんだろう、文章はさほど不自然ではないのだが、改行や文末がおかしいのだ。

 

……コレ書いているやつ、はたして日本人なのか?

(何ンだよ、WうNって…)

安レンズを買った

ハード・オフにて、ニコンAF 28-80 3.3-5.6Gを購入したので覚書き程度に残しておく。

 

レンズの歴史について、必要性は全く感じられないが述べる。

2001年発売、2006年ディスコン。5年間の販売期間で17万本ほど売れた・・・らしい

 

同年発売のニコンUキットレンズとして販売された。定価25000円。

 

2016年現在の中古相場は3000円~5000円程度。

 

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筐体はプラスチック。重量にして190グラム少々と、現行のフルサイズ対応ズームレンズ群と比較するとブッチギリで軽い。その弊害か、フルタイムMFはおろかAF/MF切り替えすらできない。

 

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マウントはプラスチック。涙ぐましいほどの企業努力を感じる。

 

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超音波モーターは無いが、絞りはGタイプ。

 

AFがうるさい。そしてすさまじく速い。これはボディ内臓モーターの性能に依存する。

 

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以下、レンズの素性に迫る。使用機材はニコンD800。

 

開放絞り値にて簡易テストを行う。

 

留意点:三脚固定・リモートケーブル使用、ISO感度は500で固定。ボディ側のレンズ補正機能はONにしている。

 

早速結果を見てみよう。

 

28mm f3.5

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50mm f4.5

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80mm f5.6※画像で85mmと誤表記しているが、正しくは80mm

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全体的に破綻はなく、価格と年代を考慮すると非常に優秀なズームレンズである。

ちなみにf8くらいまで絞れば、かなり解像する。

インテグレーテッド・コーティングにより逆光も結構イケる。

少なくとも、Ai(s)シリーズのレンズと比較するとコントラストは明確である。

 

以上。