SUPACOMの機材日記

撮影機材、録音機材の保守・管理など

やり場のない感情

 

3年ほど続けている、ちょっとした趣味があるので公開する。

 

元画像

 

 

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CDジャケット風

 

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眼球

 

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ガラス

 

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首チョンパ

 

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超望遠レンズ用超々ジュラルミン製グリップ+マグプルXTMハンドストップ(AFG-3)

以前より使っているAi Nikkor 600mmの描写特性には大変満足しているが、手振れ補正機能が無いマニュアルフォーカスレンズであるが故の使い難さを感じていた。三脚が無いと使えないのでは仕方がないので、金属加工が得意なフレンズ友人に特製グリップを制作依頼した。

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10mm厚の超々ジュラルミン(A7075)から全切削されたボディは頑丈そのもの、まるで銃器のような威圧感を放つ。

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銃器に適合した20mm汎用レイルが装着されており、ライフルのグリップが装着可能。

バーティカル・グリップを装着したところマニュアルフォーカスが困難であったため、マグプル社XTMハンドストップを装着した。

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各種雲台用のネジが切ってあり、グリップを外さずとも三脚にマウントできるが、10mm厚の超々ジュラルミンにタップを切るのには骨が折れたと製作者は語る。

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高度経済成長期の工業製品と近未来的な造形とが調和し、実用性と共に芸術性も高まった。

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モントリオールオリンピックでその名を轟かせたレンズであるが、2020年の東京オリンピックでも頑張ってもらいたい。

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H・C AUTO NIKKOR 28mm f3.5

1960年発売のAUTO NIKKOR 28mm f3.5のマルチコーティングを施した改良型であり、光学系については設計から既に60年近く経過している。

ウルトラ・マイクロニッコールなどで知られる名設計士が手掛けたレンズとのことで、『ニッコール千夜一夜物語』においても、ニコンの礎を築いた重要なレンズとして取り上げられている。

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クラシック・レンズの部類に属される本製品であるが、手持ちのAF NIKKOR 28mm f2.8とは非にならないほどの逆光耐性と解像度を誇り、絞り開放から実用的である。

最短撮影距離60センチメートルと、広角レンズの存在意義の一つである「寄って撮る」事は不可能。

余談であるが、本製品に関して言えばカニ爪を外すことでAiレバーに干渉しなくなるため、Ai加工せずともデジタルカメラに装着可能であるが露出計は動作しない。

 

 

Ai NIKKOR 50mm f1.4s

所有する数々のニッコールの中でも、知人から譲り受けたこともあり、特に愛着がある一本である。

2015年に、修理業者によるオーバーホールを受けたものの、長年の摩耗により鏡筒にガタがきているが、マニュアルフォーカスの操作感は病み付きになる程。ニッコールの堅牢性に恐れ入る。

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ニッコール50ミリの歴史は長く、現在に至るまでその設計思想は継承されている。

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現在のコーティングとは色合いが異なり、若干であるがコントラストが低い。

巷ではオールドレンズとして扱われることもあるが、商品撮影などの精細な描写が問われる分野においても一線級の実力を持つレンズである。

撮影後のRAWデータを見ると、絞った状態に関しては現行の単焦点レンズと見分けがつかないほどの描写に驚かされる。

Ai NIKKOR 600mm f5.6s ED IF≪OLD≫

以前から、超望遠レンズでポートレートを撮りたいと常々考えていた。しかしながら、比較的安価で購入できるズームレンズを家電量販店で確認したところ、その背景ボケに満足できなかった。

現行世代の単焦点ともなれば、自動車並みの費用を覚悟しなければならないが、それならその都度レンタルした方が安くつくだろう。

そこで、マニュアルフォーカスの単焦点レンズが候補に挙がった。

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三脚座にスイベルリングがくくりつけられているが、これは「カメラを軸に持ち上げたらどうなっても知らないぞ」というニコンからの強いメッセージであろう。

後継のNEWタイプとの相違点は、前玉プロテクターの有無、レンズフードの装着方法、銘板の有無、筐体の形状などであり、カタログ上ではレンズ構成の変更はないが、ガラスの互換性が無い可能性も否定できない。

フードを格納した状態で、Ai 300mm f4.5と全長を比較する。

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言うまでもなく長い。

 

広角、中望遠レンズと比較する。

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言うまでもなくデカい。

 

何かと不便なレンズではあるが、その描写特性はまだまだ一線級である。

 

以下、簡単な実写テストを行う。

先ずは逆光耐性。

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開放付近で画面端に太陽を入れたものの、しっかりと描写している。また、開放で撮影してもパープルフリンジは見られなかった。

 

次に手持ち撮影を行った。開放絞り値5.6と、少し心許ない印象を持っていたが、超望遠ゆえの浅い被写界深度により、ピント精度は安定していた。

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Ai NIKKOR 300mm f4.5 ED IF

後継の300mm f4.5s ED IFの生産が終了して17年になるが、野鳥撮影などの分野では、いまだに根強い人気を誇ると聞く。

動画撮影で滑らかなフォーカシングを得るため、本製品を購入した。実のところ、前作であるAi NIKKOR 300mm f4.5(無印)を所有していたが、修理業者の不手際により、買い替えを余儀なくされた。

取り外し可能な三脚座、組み込み式のレンズフードなど、可搬性の向上に一役買っている。

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インターナル・フォーカスの機構と金属製の鏡筒により、筐体は堅牢そのもの。加えてED(Extra Low Dispersion)ガラスの採用により、色収差の低減に貢献している。

スタジオなどで絞り込んで撮影する場合、Ai AF-S 300mm f4や、AF-S 300mm f4 VRなどの後継機種に勝るとも劣らずといった印象を受けるが、コントラストや開放付近での解像度においては敵わない。

末永く使用していけるレンズの一つである。

 

Ai NIKKOR 200mm f4s

 

200mmの焦点距離開放絞り値が4というスペックは比較的安価なズームレンズでも実現しており、需要がないものと思われる。

写真を全紙サイズに引き延ばすため、3600万画素に耐えうる高解像度のレンズが安価で欲しいという理由で、本製品を入手した。

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小型軽量化と高性能化の2点を目指して開発された5群5群のテレフォトタイプのレンズである。

初代AUTO NIKKORと比較して約40ミリ短縮しながら諸収差を良好に補正している。

また、鏡筒に組み込まれたレンズフードにより、高い操作性と機動性を誇る。

 最短撮影距離は2メートル。花などの近接撮影を目的とするならマクロアダプターを常備しておきたい。

開放からおそろしいほどの切れ味を誇るレンズであるが、f5.6まで絞ることでコントラストが上昇し、高級ズームレンズ並みか、それを上回る画質を実現している。

開放絞り値が4と暗いため、暗がりでのマニュアルフォーカスの難易度は高く、加えてレンズのフロントフィルター径が52ミリということもあり、重心位置がボディ寄りになっており、手振れしやすい。

手間暇をかけ、あらゆる困難を撮影者の技術で克服することで、このレンズの本質が見えてくる。