SUPACOMの機材日記

撮影機材、録音機材の保守・管理など

Ai NIKKOR 300mm f4.5 ED IF

後継の300mm f4.5s ED IFの生産が終了して17年になるが、野鳥撮影などの分野では、いまだに根強い人気を誇ると聞く。

動画撮影で滑らかなフォーカシングを得るため、本製品を購入した。実のところ、前作であるAi NIKKOR 300mm f4.5(無印)を所有していたが、修理業者の不手際により、買い替えを余儀なくされた。

取り外し可能な三脚座、組み込み式のレンズフードなど、可搬性の向上に一役買っている。

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インターナル・フォーカスの機構と金属製の鏡筒により、筐体は堅牢そのもの。加えてED(Extra Low Dispersion)ガラスの採用により、色収差の低減に貢献している。

スタジオなどで絞り込んで撮影する場合、Ai AF-S 300mm f4や、AF-S 300mm f4 VRなどの後継機種に勝るとも劣らずといった印象を受けるが、コントラストや開放付近での解像度においては敵わない。

末永く使用していけるレンズの一つである。