H・C AUTO NIKKOR 28mm f3.5
1960年発売のAUTO NIKKOR 28mm f3.5のマルチコーティングを施した改良型であり、光学系については設計から既に60年近く経過している。
ウルトラ・マイクロニッコールなどで知られる名設計士が手掛けたレンズとのことで、『ニッコール千夜一夜物語』においても、ニコンの礎を築いた重要なレンズとして取り上げられている。
クラシック・レンズの部類に属される本製品であるが、手持ちのAF NIKKOR 28mm f2.8とは非にならないほどの逆光耐性と解像度を誇り、絞り開放から実用的である。
最短撮影距離60センチメートルと、広角レンズの存在意義の一つである「寄って撮る」事は不可能。
余談であるが、本製品に関して言えばカニ爪を外すことでAiレバーに干渉しなくなるため、Ai加工せずともデジタルカメラに装着可能であるが露出計は動作しない。